こんなのまんまホラー映画だもんね。そりゃ悪夢の一つもみちまうわな
[ヨハネスブルグ 25日 AP] 目が覚めたら、そこは遺体安置所だった。南アフリカ共和国の男性が、死んだものと家族に思われて遺体安置所へ送られたが、ほぼ一日後に意識を取り戻した。保健省が月曜日に発表した。
保健省の広報担当官シズウェ・クペロによれば、この男性は日曜日の午後に目覚めた。喘息の発作を起こした後、家族が葬儀業者を呼んで遺体安置所に移動させてから、21時間が経過していた。
遺体安置所の所有者アナンダ・マコロは、家族から死亡の報告を受けてすぐに運転手を派遣し、彼を運んだと語った。マコロはこの男性が80歳ぐらいだろうと思ったと述べている。
「到着したとき、運転手が彼の体をチェックし、脈を測り、鼓動を確かめましたが、生きているしるしは何もありませんでした」と、彼はAP通信に語った。
しかし、職員が鍵のかかった冷蔵室に遺体と思われたものを入れてから1日経って、助けを求める叫び声が聞こえてきた。職員たちはそれを幽霊だと思った、とマコロは語る。
「信じられませんでした! 恐ろしくもありました。しかし、わたしは彼らの雇い主であり、怖がっていないところを見せねばなりませんでした。わたしは警察を呼びました」
警察が到着し、彼らは揃って遺体安置所の中に入った。
「わたしは彼らが武器を持ってきていたことを嬉しく思いました。何かと闘うはめになるかもしれないと思っていましたから」と、彼は言う。
引っぱり出された男性は青ざめていた、とマコロは語る。
「彼は、どうして自分はここにいるんだ? と聞きました」
保健省によれば、このあと男性は診察のために近くの病院に連れて行かれ、医師によって健康に問題はないと判断された後に、解放された。
保健省の広報担当官クペロは南アフリカ共和国の人々に、家族が本当に死んでいるか確認する際、保健省の役人に連絡するよう呼びかけた。
男性の家族は、葬儀の打ち合わせのために集まっていたところで、彼が生きていることを知らされた。男性が家に戻ってきて彼らはとても喜んだ、とマコロは語った。
しかしマコロは、衝撃的な経験からまだ完全には立ち直ってはいない、と語っている。
「昨晩は眠ることができず、悪夢を見ました。でも今日はずいぶん良くなりました」
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