世の中モノが溢れているから人間が堕落するのではないかと考える。まあ、今更だけどね
[ニューヨーク 12日 ロイター] 生鮮食品の入手しやすさなどの生活環境と肥満との関連などを調べた米国の研究で、複数のスーパーや食料品店に囲まれて生活することは、より多くの野菜や果実を摂取し、全体的により健康的な食生活を送ることを意味しないことが分かった。
ただ、ファストフード店の多い地域に住む所得の低い男性については、一段と多くのファストフードを口にすることが示されたという。ファストフード店の多い環境に住んでいても、中高所得者にはそれほど明確な傾向は見られなかった。
医学誌「Archives of Internal Medicine」に掲載された研究では、アラバマ州バーミングハム、イリノイ州シカゴ、ミネソタ州ミネアポリス、カリフォルニア州オークランドに住む若 年層約5000人について、1985年から数年おきに野菜や果実の摂取量を含めた食習慣や、ファストフード店を訪れる回数を調査した。
また、対象者それぞれの自宅から徒歩圏内または車を運転して短時間で行ける範囲にあるファストフード店、食料品店、スーパーマーケットの数も調べた。
その結果、全体として、スーパーや食料品店に囲まれて生活することは、住人の食生活に対して健康的な内容につながる影響を与えないことが示されたという。
一部研究者や政治家は、食事内容の選択肢の少ない地域「食料砂漠地帯」に住むことと肥満のまん延が関連している可能性を指摘。ただ、今回の研究の著者であ るノースカロライナ大学のペニー・ゴードンラーセン氏は、食品の入手しやすさと、実際に人が口にする食べ物との関係は複雑、と述べるにとどめ、今後一段の 調査を行う必要があるとした。
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