正直言ってAKBも今年か来年がピークだと思う。それに一位の娘はソロデビューで卒業的な話があるって聞いたけど?
アイドル集団、AKB48が9日、次回シングルを歌う選抜メンバーを決める「第3回AKB48選抜総選挙」を東京・日本武道館で開催。前回2位の前田敦子(19)が13万9892票を獲得し、1位に返り咲いた。前田は「胸を張ってセンターで頑張りたい」と号泣。40位までの投票総数をCD売り上げで単純換算すると、実に17億円超にものぼったシ烈な選挙戦だった。前田は2位に終わった大島優子(22)と抱き合い、健闘をたたえ合った。
昨年、悔し涙をこらえたあっちゃん。歓喜の涙は我慢できなかった。
次々とメンバーの名前が呼び上げられる中、じっと前を見据えていた。3位・柏木由紀(19)の発表の最中、張りつめる緊張に耐えきれなくなり、顔をふせた。
「1位、前田敦子!」
コールを受けた瞬間、泣き崩れ、涙で顔をグシャグシャにしながら約10秒間にわたる長いお辞儀。振り絞るように1年間の思いを語った。
「この1年間は、いろんなことを考えて毎日生活していました。こんなに支えてくださった皆さんがいるのに、どこかで孤独と闘いながら、毎日過ごしていました」
デビュー直後から絶対的エースとして、センターを定位置にしてきた。しかし、1位を本命視された昨年の総選挙では、大島に逆転を許した。それだけに、1年の集大成となるステージで、喜びと勝利の安堵感がないまぜになった複雑な感情を爆発させた。
「たくさんの方に応援していただいたことを、とっても感じることができました。もちろん、私のことが嫌いな方もいると思います。でも、ひとつだけお願いがあります。私のことを嫌いでも、AKBのことは嫌いにならないでください」
今年に入り、ソロCDデビューに初主演映画、初単独ドラマが次々決まった。AKBの出世頭としてファンに、仲間に、ぶざまな姿は見せられない。責任感が前田をひと回り成長させた。
祝福のセレモニーを終え、大島と抱擁。「これからも一緒にAKB48を支えてくれたらうれしい」と共闘を誓い合った。
国民的グループのNO・1を決める今回の選挙戦は、社会現象ともいえる盛り上がりをみせた。会場発表の得票数だけでも、CD売り上げの換算で約17億3000万円になる。東日本大震災で沈滞ムードが漂う日本経済を活性化させた。
前田は8月24日発売の新シングルで再びセンターに立つ。「胸を張って頑張りたい。AKBを引っ張っていきたい」。“日本の顔”としての飛躍を予感させるステージになった。
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