意外と美と醜は相容れないようで似ている。それはきっと感じ方が大きく左右するからだと思う。醜いゆえの美しさ。美しさゆえの醜さ。どちらも美しく醜い。それが真理だ。
[米アイオワ州デモイン 25日 AP] 米アイオワ州のブルドッグ、ルーシー・ブラウンが、今年の「美しいブルドッグ」の栄冠に輝いた。
ジョンストン出身の3歳ブルドッグは、25日、米アイオワ州で開催された陸上競技会「ドレーク・リレーズ」関連イベントで、49匹のライバルを破って本年度の「美しいブルドッグ」の称号を獲得した。
王冠が似合うルーシーについて、飼い主ナンシー・ブラウンさんは、「彼女は世界が自分を中心に回っていると考えているのです。ルーシー女王です。これはやり過ぎですけど」と語った。
ルーシーは第102回ドレーク・リレーズのマスコットとして一連の公式行事に出席する。ドレイク・スタジアムで木曜日に開幕するドレーク・リレーズは、歴史ある高名な陸上競技会だ。
今年で32回目になるブルドッグ・コンテストに関して、役員たちは「美しい」という言葉をかなりあいまいな意味で使っている。審査員たちが本当に探しているのは醜いが魅力的なブルドッグだ。選ばれたブルドッグ50匹が会場を練り歩いた。
司会のドルフ・プリアムは、「探しているのは、通りかかった人々になでられても機嫌を悪くしない我慢強いブルドッグです。目が充血し、よだれが口からたれているブルドッグを探しています。曲がった脚も、衣装として良いかもしれません」と語った。
事実、衣装は必須の要素だ。今年のブルドッグたちも、迷彩、天使の羽根、チュチュなどで装って、観客を失望させることはなかった。
ナンシーさんは、チュチュの流行がすでに広がっているのを感じ取り、ルーシーのためにひと味違う味付けをした。
彼女は家族全員に1950年代風の装いを用意した。自身はカーディガンとプードル・スカートを着た。彼女は青いドレス上の巻き毛の犬をごく自然にブルドッグと入れ替えた。
彼女の息子たち、11歳のアーロンと7歳のコリンは、おそろいの黒いジャケットと白いTシャツにロールアップしたジーンズと黒いチャック・テイラーのスニーカーを履き、ベッコウのサングラスをかけた。
しかし、主役はルーシーだ。カーディガンとスカートを着て、しわくちゃの太い首の周りには真珠のネックレスが飾られていた。
ナンシーさんは、ルーシーがベストドレッサー賞を取ることを期待していた。その代わり審査員たちは、3度目の挑戦となる彼女を最優秀賞に選んだのだ。
「単に自分の美しいブルドッグを見せびらかすためにしていることです。彼女はとても楽しいんです」と、ブラウンさんは語る。
「ブルドッグはとても個性的で素晴らしい犬です。ブルドッグは他のあらゆる犬となかよくできるし、ただ面白い素敵なことをするんです。彼らは常に大きな遊び友達みたいなものです」
ルーシーは昨年の勝者ミートボールを引き継ぐ。ミートボールが王冠をかぶった姿で人前に現れるのは月曜日が最後となる。 彼は新たな自由を楽しみ、地元銀行のマスコットに向かって好きなだけ大きな声で吠えていた。
アーロン・ブラウンさんは、ルーシーがすぐにそうした騒ぎを引き起こすようになるとは思わないと語った。一年にわたる任期のうち、最も大変なのは彼女を家から引っ張り出すことかもしれない、と彼は言う。
「彼女は寝てばかりいるからね」とアーロンさんは語った。
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