世の中に一人くらいはこういう人がいてもいいんじゃないかな?まあ、キチンと実力ある人なんだろうしね
[ブカレスト(ルーマニア) 18日 AP] ルーマニアで、ムーンウォークの得意な政治家が注目を集めている。
ブカレストの政治家エド モンド・タルマシーン (40) は、テレビ番組でマイケル・ジャクソン風のムーンウォークを披露し、かつてのルーマニアの独裁者ニコラエ・チャウシェスクのものまねをして、国内メディア に大きく取り上げられている。また彼は、深刻な政治討論の最中に有名なスポーツ解説者のものまねをして、他の議員たちを沈黙させた。
「ダンスは、若い世代に訴えるための政治的メッセージの一種です。つまり楽しむのは良いことです。ディスコに行って踊ってもいいのです」と、彼は月曜日にAP通信に語った。
しかしながら、政党の有力者たちは、もう十分だからおとなしくするようにと彼に命じた。
エミール・ボック首相は、タルマシーンの振る舞いは政治よりも「ショウビジネス」に適したものだと述べ、民主自由党のヴァジール・ブラガはテレビ番組「ダンシング・ウィズ・ザ・スターズ」へ行け、と発言した。
政党内では不評だが、彼は大きな注目を集め、街の話題になっている。彼のブログの閲覧数はうなぎ登りで、2週間のあいだに閲覧数ランキングの49位から7位に上昇した。
「彼 は彼が感じたように表現したのであって、それはいいことだと思います。彼は何かを盗んだとか悪いことをしたというわけではありません。彼には才能がありま す。バセスク大統領がムーンウォークをするのは想像できません」と、首都ブカレストのサンドイッチ販売業ヴァレンティナ・チューダーさん (25) は言う。
ドラキュラその他のオカルトの伝統で知られるルーマニアは、ときどき政治の場でも型破りな振る舞いが見られることで知られている。バセスク大統領とその補佐官たちが、悪を退けるためという理由で特定の日に紫色の服を着ていることは有名だ。
政治家ミルチャ・ジョアナは、2009年の大統領選に負けたのは、重要な討論のあいだ自分に「否定的エネルギー攻撃」を行う超心理学者をバセスクが雇ったからだ、と主張している。
バセスクも妻そしてジプシーたちと踊る姿を見られたことがあるが、彼の踊りはインターネットで話題になるにはほど遠かった。
タルマシーンは月曜日、来月の選挙まではおとなしくすると約束するが、後悔はしていないと語った。
「私は踊り、歌いました。これはルーマニア人の特質です」と、彼はAP通信に語った。
0 件のコメント:
コメントを投稿